写楽の浮世絵(複製版画の通販にリンク

あまりにも真を画がかんとして大衆受けをしなく1年をたたず姿を消した。当時の浮世絵の出版をリードしていた蔦屋重三郎が自信を持って刊行した役者絵だが歌舞伎ファンの美化されたイメージを砕くほど特徴を強調してしまった。役者の特徴を遠慮なくありのままに描き、インパクトが強く現代の目から見れば価値の高い作品。
下に一押しの浮世絵絵師のアンケートも作りました。人気絵師のランキングを作りたいと思いますのでご協力ください。
 作品(複製版画の通販にリンク)  私の感想
緊迫した表情、懐から突き出された手、歌舞伎の舞台の動きが伝わってくるような作品。
眉を吊り上げ見開いた目、歌舞伎役者の演技が伝わってくる。
金貸しが腕まくりをして、厳しい取立てを行わんとする歌舞伎の場面が描かれている。
誇張されている表情の多い写楽の中では穏やかな表情。
悪役を意地の悪そうな表情で描いている。


参考図書 
 東洲斎写楽は、本当は誰だったのか、答えは阿波藩蜂須賀家お抱え能役者、斉藤十郎兵衛ということの説明をしている本。現在は最有力な説のようだが、この本の作者は、写楽の絵そのものはそれほど好きなものではないとし、画績については言及せず、ただひたすら文献から斉藤十郎兵衛という人だったろうということを確認している。

浮世絵 複製木版で楽しもう。
広重 複製木版で楽しもう。
葛飾北斎 複製木版で楽しもう。
歌川国芳 複製木版で楽しもう。
喜多川歌麿 複製木版で楽しもう。
鈴木春信、鳥居清長 複製木版で楽しもう
歌川豊国、国政、渓斎英泉 複製木版で楽しもう